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革命のファンファーレ 現代のお金と広告 西野亮廣さんの著 読書感想文

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西野亮廣さんの本を私のサイトで紹介するのは2回目。いまさら著書のプロフィールを紹介するまでもないが、絵本作家であり、イベンター、校長、村長、ついには上場企業の顧問に就任とその才能は多岐にわたっている。
この本は、前作「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」に続くビジネス書だ。内容は多少前作とカブる部分もあるが、今回のメインはお金と広告について書かれている。
ご自身が4年半かけて制作した絵本「えんとつ町のプペル」の制作事例を交えながら、お金の集め方、広告の仕方を惜しげもなく紹介している。
お金というとスポンサーを探す。広告は芸能人頼まないと売れない。そんな常識をこの本では否定している。
それでは早速本書の内容を紹介したいと思います。

物事をロジカルに捉える男。西野亮廣。

西野さんは創作という非ロジカルな側面と、物事をロジカルに捉えることができる希な人だ。

彼は絵本を制作するときにふっと気づいた。なんで絵本は分業制ではないのか。
映画は分業制だ。監督に助監督。照明や音声。出演者。
アニメーションや漫画も同じだ。原作者はいるものの、何も原作者が全てを書いているわけではない。しかし絵本は分業制をひいていない。なぜなのか。
俺が作っている絵本も分業制にできないのか。

考え調べて、原因はすぐに見つかった。
絵本の世界では1万冊売れたらベストセラーになる。
つまり分業制を引いていたのでは、関わった人全員、飯が食えないのだ。
それぐらい小さいマーケットでは一人で製作するしかない。
だから絵本の世界では一人で作ることが常識だった。しかし原因が分かれば解決すれば良い。
答えは簡単だ。そう、お金さえあれば分業制で絵本が作れると彼は考えた。
疑うまでは良かったか果たしてどうやってお金をつくるのか。

信用はお金になるが、お金は信用にならない。

クラウドファンディングというサービスをご存知だろうか。
西野さんはこのサービスはお金集める手段ではなく、信用をお金に変える手段(装置)だと言っている。
これを理解していないので大抵の人はここでつまずくらしい。
ここ数年、芸能人がクラウドファンディングをして目標額が集まるかというと、そうでもない。
彼の分析はこうだ。
芸能人ほど一般の人から信用されていない職業はない。
なぜなら彼らのお給料はスポンサーからでているから。
その商品が美味しくもなくても美味しいと言ったり、凄くもないのに凄いと言ったりしないといけない。
しかし今やSNSで即時に情報や感想が拡散される時代だ。
あいつは嘘つきだ。あれは嘘だ。と広まり、徐々に芸能人の信用が失われる時代になっている。
実はこれにまだ気づいていない人たちが多い。だって、高感度が高い芸能人が宣伝すれば、ものが売れるというのが、広告の常識だからだ。

信用がない(少ない)芸能人とクラウドファンディングの相性がよくないことは、ここまで説明をすればわかるだろう。

しかし彼は早々にテレビの世界から一旦離れた。
本人曰く一週間に一回は炎上すると言っているが、彼の嘘偽りない発言が、彼を信用するファンを増やしていったのだ。
信用のある西野さんがクラウドファンディングをすれば目標額を達成することはいうまでもないだろう。
彼はこの時信用をお金に変え、絵本を分業制でつくることを可能にしたのだ。
彼はここで一言付け加えている。信用にも貯金のように積み重ねた部分(貯金額)と残高がある。
あまり乱発すると信用残高がなくなる。だから普段は信用の積み重ねが大事なんだと。

つまり、いつもお願いお願いじゃ、そのうち誰も周りから居なくなるってことですよね。

作品販売を他人に委ねるな。それは作品の「育児放棄」だ

私も日々知り合いなどから相談を受けるのは、作った商品をどう売るかということが多い。
作ることに専念をして売り方を無視している人が多いのは事実だ。
多額の開発費をかけても、他人(他社)に依頼するというのは、どうも日本企業(人)に多い傾向なのかもしれない。
一番その商品を愛すべき人は、その商品に携わった人だ。その人が一生懸命売るからこそ、周りも協力してくれるということを忘れている。

西野さんはこんなことを言っている。
先程のファンを増やすことも大事だが、内側(製作側)にどれだけ抱え込むことができるかで販売数は変わってくると。
だって、作った人は必ず1個は買うでしょう。(笑
もちろんそれだけでは採算はペイできないかも知れないが、内側にいる人は必ず宣伝マンになってくれる。もちろん育児放棄をしない人ということが前提だが。

私も同じ体験を何度かしている。
任天堂とWiiのゲームを開発したときだ。
自分の分はもちろんのこと、周りの数名には実際に購入をして配った。これだけでも数本の売上だ(笑 
もちろん同じゲームソフトを複数買うなど、人生ではじめての経験だ。

謝辞に私の名前が書いてある本は、私が著者でなくても読んでくれと周りに配る。
ボケているので同じ作家の推理小説を2回買ったり、友人にあげた本をもう一度読みたいと思って買ったりしたことはあるが、同じ本を同時期に複数買うのはその時がはじめてだ。

つまり少なくとも関わる人が増えればその分その作品を宣伝してくれるということだ。

例えば、今後の商品開発もみんなで集まってアイデアを出し合い開発する。
アイデアを出し合った人は必ず1個は買ってくれるだろう。もちろん中には買わない人もいるかもしれないが、最初から内側に仲間を増やすのだ。あとから売って欲しいと依頼するのではなく。

アイデアはそれだけでは価値がなく、実行し形にしてこそ意味があるとのだと西野さんは言っている。
思いつくだけなら誰でもできる。よく自分のアイデアをパクられるからと、人に話さない人がいるが、大抵のアイデアは誰かが思いついたりしているものだ。
思いついてもそれを行動に起す人はその中の1%。
そしてそれを継続して行う人はその中の1%。
つまり1万人思いつくアイデアも最後までやり続ける人は一人ということになる。
そんな確率だから、パクられようがないのだ。

でもその過程でアイデアを出し合い仲間に加えることができれば、より良いものができ、その人達がファンになってくれれば、広告塔にもなってくれる。

そして、信用のない芸能人の広告よりも、信用している友人から紹介を受けた品物の方が、私たちは間違いないと思って買うのだ。もちろん小さな輪だが、確実に今後商品はこのようにして売れていく。

まとめ

まさに現代のお金と広告のあり方がかかれている本だ。
ビジネスマンなら一読されることをおすすめします。

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MOT(技術経営修士)取得後、9年勤めた会社を退職し、現在はフリーランスの営業・業務代行として活動中。 特許のライセンス契約(締結先)など、ちょっと小難しい内容から、ホームページ製作やカタログなどの販促物まで、営業や販売に付帯する一連の仕事を請け負っています。 Blogは好き勝手なことを書いています。本や食べ物、時々お仕事の話がでてきます。
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