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東京銀座の賑わいにあやかって、各地の駅前通りや商店街を○○銀座通りと名づけたのは40年前のこと。今や各地の駅前通りや商店街は銀座の賑わいどころか、シャッター商店街といわれ、錆びれてしまい銀座の名に相応しいところはいくつ残っているのか。
銀座のように他の地名をつけて、商品やサービスをPRすることはよくあるが、勝手に地名を利用してもいいのだろうか。
専門的なことはさて置き、ザックリいうと地名は商標登録できないのだ。
正しくはできないというよりは、するためには相当ハードルが高い。ゆえに、地名を利用することは商標的にはセーフということになる。
地名=周知の事実 なこともあり、仮に東京や銀座がといった地名が商標登録できると、お店をやっている人たちは勝手に名乗っちゃいけないことになる。簡単に登録出来てしまうとこういった問題も起こり、世の中が混乱する。そういった意味もあり、地名、地名が含まれた名前を登録商標にするにはハードルが高いのです。
しかしこれは国内の知的財産権の基準です。
一時期、中国で日本の地名(漢字表記)が商標として認められ、日本から輸出する品名で揉めていたケースがあったことは、皆さんの記憶に新しいところです。興味のある人は事例や判決を調べてみてください。
さて、国内では大まかセーフという感じなのはわかりました。
ここで注目すべきは千葉県内の施設に注目してみたいと思う。
たまにポッと湧いたかのようにでる、“あるある”話。千葉県内には東京じゃないのに、東京(TOKYO含む)とつく著名なスポットがある。
代表格は東京ディズニーランド(創業時の施設名)だ。
当時アジア初のディズニーランドとして、日本=東京というイメージが世界に浸透していることもあり採用されたとも言われている。千葉だと日本の何処にあるんだということらしい。それぐらい千葉はマイナーなイメージなのだ。
しかしディズニーランドよりも、早く千葉県内で、東京と名のついた施設といえば、新東京国際空港。現成田空港だ。
ただこの二つの施設、役割からいっても、東京という地名をつけたことは理解が出来るが、2001年に開業した千葉県袖ケ浦市の東京ドイツ村は、千葉の気配すら感じさせない。
東京とドイツ。究極の地名コラボ施設ではないかと思う。
それ以外にも、ららぽーとTOKYO-BAY、IKEA−TOKYO-BAY。確かに東京湾に属しているとはいえ、船橋にある店舗をTOKYO-BAYにしなくてもいいのではないのか。
何が言いたいかというと、ルール上、東京やTOKYOという地名を利用することは悪いことではないが、それに頼っていると結果的に千葉というブランドが育たずマイナーのままなのだ。
東京隣接の県(埼玉、神奈川、山梨)でも、各種大型施設は出来ているが、有名どころで東京という名をつけている施設があるのかというとやはり思い出せない。
地名を利用したブランド戦略、だったら豊洲でなく、新築地市場と名乗っちゃいけないのかと思った1日だ。
TKAgent
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