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スナック菓子やチョコレート菓子と呼ばれるお菓子類は、毎年多くの新商品が発売される。
ある調査会社が2009年から2011年までのデータを閲覧してみると、実に年間700以上の商品が発売されていることが分かった。
1日約2個の新商品が発売されていることになる。
出典:http://www.ksp-sp.com/open_data/topics/2011/0610.pdf
もちろん1社で700個も新商品を開発、販売しているわけではないが、調査した対象が大手、中堅どころの会社と予想するならば、それでも1社あたり年間ソコソコの商品を市場に投入していると言えるだろう。
そんな数が毎年でているのに、会社を背負って立つ、定番商品になるのは何年かに1つか2つだろう。
大抵の商品は、出ては消え、出ては消えるのだ。
ビジネススクールでマーケティングの授業を受けたときに、先生がこんなことを言っていた。
「マーケティング的に売れたということは、結果的に売れたから成功というわけではなく、こちら側がねらった通りのコンセプトで商品を開発し、プロモーションして、計画通り売れることである。」
結果的になんだか知らないけど売れちゃいましたというのは、マーケティングではないというのだ。
ただ最近は在庫を抱えたくないという思いなのか、SNSなどによる爆発的ヒットがあるせいなのか、メーカーの売上予想を遥かに超え、生産が追いつかないという例が度々目立つ。
メーカにとっては嬉しい悲鳴ではあるが、本来は顧客が望んでいるときに商品を提供できる仕組みづくりこそがマーケティングの役割である。ゆえにマーケティングが機能していないともいえる。
そのためには、逆に定番商品であっても、売れなくなったものについては発売を中止するという選択をしないといけない。
このブログでも何度か取り上げた、カールの販売エリア縮小もマーケティングの一つだ。
実はカール以外にも、ひっそりと明治のお菓子「ピックアップ」が今月で販売を終了する。
カールほど騒がれてはいないが、こちらも昔良く食べたスナック菓子だ。
ということで「ピックアップ」を探す旅に出たら、1件目でお菓子をみつけた(笑
カールのカレー味と共にこの世からなくなってしまうが、思い出という名とともに、私の脂肪に蓄えよう。(大笑
皆さんの会社の商品。マーケティング出来ていますか?
TKAgent
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