今年で開催100回を数える、全国高校野球選手権大会。
すでに各地で予選が始まっている。
抽選次第では、プロ育成チームのような強豪校と明らかに思い出づくりのために参加する高校が対戦するのも高校野球の見どころでもある。
さて最近は子どもの数もへり、チームの編成上ギリギリ9人で参加するというチームも少なくないようだ。
今日の気になるニュースはそんな9人で参加したチームの出来事。
高校野球の場合、守備側のチームがタイムを取り監督からの指示を伝えることができる。これを伝令と呼ぶ。
しかし伝令は選手が行うものとルールが定められており、監督自らマウンドに行くことはできない。
今回ニュースになったのは9人のチームだったため、控えの選手はいない。
ルール通りならば選手がいない = 伝令ができない ということになる。
今回該当チームの監督が、女子の記録員を伝令としてマウンドにいかせたことが問題として取り上げられていた。
しかし私が気になったの、この問題が発生したあとの高野連のコメントだ。
県高野連の鈴木高清事務局長は「ベンチ入り選手が9人という事情があるなら、試合前のメンバー交換の際に、選手をベンチに呼ぶ形で指示を伝えると審判や相手チームと合意すべきだった」と困惑。
もちろんルールを間違った。守らなかった。のだから該当チームは注意を受けることは当然だ。
しかし運営する高野連も、現在の高校野球の参加チームの状況をみれば、9人で参加するチームは他にもあるだろうし、今後も出てくる。
だったらこれをきっけに、選手が9人の場合の伝令方法を明文化すればいいのではないだろうか。
そんなことを感じた1日だ。
TKAgent
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