プロ野球新人選手の契約情報を毎年見ていると、仮契約という表現で報道される。一般的に契約は、締結したか、しないかの二つであって仮契約というものは存在しないはずだ。
現にこれから大谷選手がメジャーリーグの球団と交渉をするが、仮契約しましたとは報道されないだろう。契約が締結したと報道されるはずだ。
まさに日本のプロ野球にあってメジャーリーグにないもの。それが仮契約だ。
仮に、仮契約を言語化するならば
契約条件に双方が合意し、締結をする一歩手間という状態。(未契約状態)
またはもう少し噛み砕けば、契約書にサインをしていない状況。(未契約状態)
ということだろうか。
もちろん契約書にサインをせずとも、口頭で契約を成立することは可能だが、事案によっては、後々、言った言わないとならないよう、内容を書き起こし、契約書として取り交わすことが一般的だろうし、双方サインをした時点で契約成立だ。
プロ野球の内情は知らないが、最近の新人選手の場合、契約金や年俸の上限は定められているし、仮に上限に達していない新人選手が、契約金や年俸が気に食わないから、オタクの球団とは契約しないと言わないだろう。
過去に本人の希望球団ではないという理由で、入団を拒否した選手はいたが、金銭額を理由に拒否した選手はいなかったように思う。もし新人選手でも拒否ったら調停するのかな・・・(笑
*プロ野球の場合、年俸で折り合いがつかない場合は調停で決まる。
そもそも契約した時点で契約と発表すればいいとおもうのだが、こぞって仮契約という表現で報道するのは、プロ野球側の問題ではなく、報道の習慣なんでしょうかね。
こんな時代だからこそ、一人ぐらい、契約金や年俸が思ったより低いんで、オタクの球団とは契約しませんという理由で、拒否する新人が出てきて欲しいなと思う。(笑
今でも不思議に思う。プロ野球の新人選手の仮契約という表現。しかし他の世界(業界)で、仮契約や仮注文という言葉が常習的に使われているなら、それは架空売上(請求)に繋がっている可能性はあるのではないかと疑ってしまう。そんな1日だ。
TKAgent
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