先日小売店の飲料コーナーで、生茶のデカフェをみつけた。
デカフェとは、ご存知の通りカフェインを除去した飲み物だ。
コーヒーはよく聞くが、生茶(緑茶)にまでデカフェがあったとは思わなかった。
一般的に緑茶は健康的なイメージがありそうだが、カフェインを含んでいるので、近年は敬遠する人が増えているという。
生茶デカフェを発売したキリンビバレッジが発表している。
キリンビバレッジ発表資料HP
近年清涼飲料水を含む飲料業界は、消費者の健康志向が強くなり、砂糖入りの清涼飲料水よりもお水やお茶といった、非砂糖入りの飲料の発売に力をいれていた。また従来ある、砂糖入りの清涼飲料水もカロリーOFFやゼロ商品をリリースし、健康志向に配慮した形で継続的に商品を販売してきた。
確かに、過剰なカフェイン摂取は良くないというイメージはあるが、緑茶までカフェインゼロにする理由があるのかと、ちょっと驚いた。
煎茶のカフェインの量をみると
煎茶 100ml で カフェイン量 約20mg とあるので、500mlのペットボトル飲料では約100mgとなる。
カフェイン摂取量の明確な基準は国内では発表されていないが、これらの話題が出る場合は各社欧州の基準を引用して説明している。抜粋して説明すると
あくまでも目安だが、1日の成人の摂取量の目安は 約5.7mg/kg とされている。
つまり
体重70kgの人は約400mg
体重50kgの人は約285mg
が目安だ。この他にも1回あたり(一度)で取得していよい上限も書かれていたが、今回は説明を省かせてもらおう。
これらのデータをみると、ペットボトル1本程度のお茶であれば男女ともそれほど影響はないとも思うが、あくまでも参考だ。少しでも不安と思う人で緑茶を飲みたい人にとっては、デカフェの緑茶は嬉しいことだろう。
最後に生茶デカフェの味だが普通に美味しかった。
生茶は元々苦味を押さえている緑茶というイメージがあるが、生茶のデカフェでもそれは同じだった。
後味も良く飲みやすい。ただ、緑茶=苦味も良しという人には物足りなさを感じるだろう。
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