母の日のカーネーションの金額は妥当なのか・・・
いや同じものでも、時期や場所によって金額が異なるものってありますよね。
年末年始や休日の旅館料金などはいい例ですね。
もう一つは、母の日=カーネーション (笑
そう。今日は母の日です。
普段あまり花を買わない息子たちは、花の適正価格なんてわからないわけです。
親と離れていることや、ネットで手配する手軽さを考えると、インターネットで買って送る人も多いだろう。
調べるとわかるが、ネットで鉢植えタイプを探すと 4000円から5000円 いいものだと 8000円ぐらいします。安く売っているサイトでも3500円です。
普段花を買う人から言わせれば、そんな金額で花を買うの・・・みたいな話になります。
相当バブリー状態です。
そのせいなのか、近年は食べ物や洋服などを送る人も多いようです。
なんで普段より値段が高くてもみんなカーネーションを買うんでしょうか。
一つは、みんなと同じことをしたい。してあげたいという心理が働くんだと思います。
良くも悪くも、みんなと同じという心理は、安心するということに繋がります。
結果、それが多少高いと分かっていても、購入する働きかけにつながるのです。
つまり、カーネーションが高いのはみんなと同じ安心料が上乗せされているからです。
だから、業界としてキャンペーンを打ち出し、もっと購買意欲を煽るわけです。
でも本当は購買意欲より、不安を煽っているのかも知れません。
ここでみんなと同じ=安心というのは私達の仕事でも同じだと思いませんか。
特にあたらしいサービスや商品を販売すると、中々浸透しません。
このみんなと同じ=安心 を仮説とすれば、みんなと違うもの=不安 になるからです。
マーケティング理論のなかで
消費者が新商品や新サービスを購入するまでのタイプを定義したものがあります。
大きくわけて5つ。
・ イノベーター 2.5%
・ アーリーアダプター 13.5%
・ アーリーマジョリティ 34%
・ レイトマジョリティ 34%
・ ラガード 16%
イノベーターと呼ばれるカテゴリーの人は、他人の価値観なんて関係ない。まずはやってみようという人です。全体の2.5%しかいないのです。このデータって元々アメリカで取られたデータなので、日本だともっと少ない感じがしますね。
で、一般的に認知されるようになるのは、アーリーマジョリティを過ぎてからです。
つまり、イノベーター2.5%とアーリーアダプター13.5%の合計15%ぐらいを過ぎると
全体に認知もされ、そのうちみんなと同じが良いということになり、加速度的に増えていくと言われています。
ただ、多くの商品がアーリーマジョリティに届かないで消えていくのです。
そういう意味では、多少値段が高くても、買って貰えるという状態に持っていけるというのはとても凄いことです。
さて、皆さんの商品はいまどこのステージでしょうか?
いい意味でキャンペーンは必要なのかも知れません。
不安を煽りすぎないように。。。
TKAgent
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