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世界のエリートが実践している目のつけどころ ものの考え方 相川秀希さんの著 読書感想文

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著者の相川さんは早稲田塾の創業者だ。教育をキーワードに世界のエリートと呼ばれる人達と一緒に教育事業を立ち上げ、運営をされてきた人だ。その中でエリートと呼ばれる人たちは想定外の出来事が起こっても、柔軟に対応し、臨機応変に切り返せる能力が凄いことに気づいたという。当たり前だが人生予定通り進むことの方がまれなのだ。そういった人たちが普段どのように物事を捉えているのか、ご自身の体験を通じてまとめられたのがこの本だ。
相川さんは、「できそうだな」「やってみたいな」という項目からでも実践してみてくださいとって言っている。きっとそれは私達が世界のエリートに近づける一歩なのかも知れません。
「さすが」「なるほど」と思わせるよう内容がつまった一冊です。それではさっそくご紹介したいと思います。

自分の値段を意識したことがありますか?

世界のエリートは常に、自分の価値はどれぐらいかを意識して行動していると相川さんは言っている。自分にしか出来ないこと、自分だからこそ出来ることは何か。それは人の役にたつことなのか。ただ働くというのではなく、常に考えて行動されているそうです。
だから常に答えをすぐに出せるそうです。
逆に二流の人はその場で決断せず、必ず「持ち帰り検討させていただきます」ということになる。
実はこの持ち帰り検討するは、耳が痛い。
私は大抵これで乗り切ってってきたので・・・だから二流以下なんですね(笑
もちろん内容によって、私も即決することもありますが、それは自分で責任をとれる範囲の仕事のときです。
つまりエリートほど自分で責任を取れる仕事を抱えているということもいえますね。

他人の評価を気にしない

世界のエリートは他人の評価など気にしないと相川さんは言っている。自分自身の人生を切りひらこうとするものは他人の評価でブレてはダメなのです。
エリートの人は会社に就職するよりも自らの手で起業する人が多い。そのような人たちは他人の評価に振り回されていては、新しい形の仕事をつくることが出来ないと思っているからだ。
それは誰もが経験したことのないことにチャレンジしているのだから、誰もが評価できないのだ。これって凄く客観的にみてますよね。エリートの人ほど自分を客観的に捉えられる目を持っているんだと思います。
また自分の人生を切り開いて行くには、会いたい人には会いにいくことが重要だと相川さんは言っている。著書ではソフトバンクの孫さんの実例を紹介している。
孫さんも他人の評価などを気にせず、自らの手で色々な事業を展開されている人だ。経団連のエライ人たちは、ドナルド・トランプ氏が当選しても時期尚早とコンタクトをすぐに取らなかったが、孫さんはそんなのお構いなしに会いたいから会いにいく。ということで空気などは読まずに、自ら出向いてしまったのだ。もちろん手土産を忘れない(笑
自ら決断し、他人の評価など気にしない。まさに孫さんは世界のエリート中のエリートなのだ。大企業のエライ人達も、エラくて賢いが、エリートではないのかも知れない。

肌感覚を大事にする

さきほどの孫さんではないが、エリートの人たちは肌感覚を大事にするという。
直接会うことによってその人を知り。まずはやってみることによって、良し悪しを判断してみる。
インターネットに莫大な情報はあるが、それは情報発信する人が、その人のフィルターをかけて発信したものであるということを忘れてはいけないのだ。だからこそ、エリートの人は必要に応じて、相手先に出向くのである。
人づての話ではあるが、要人とゴルフをするためにプライベートジェットを飛ばしてゴルフに行く上場企業の役員もいるそうです。これはその要人と親睦を深めるためなのだ。少ない時間で相手と蜜になるにはゴルフは良いのだ。
その反面、毎月、いや毎週顔を合わす人たちと、親睦会だと行ってゴルフに行く人々も日本にはたくさんいる。
親睦という名のゴルフをみても、前者はエリートで後者は普通の人なんだと思う。

マニュアルを捨て、常識を疑おう

マニュアルはとても便利な半面、マニュアル人間になるとアクシデントに対処できなくなってしまう。もちろんアクシデント用のマニュアルも準備が進んでいるわけだが、マニュアル通り対処したら、お客様に怒られたというエピソードは良く聞く。
相川さんはエリートの人たちはこのマニュアルを捨て、自分だったらどう対処するか。ということを常に考えているという。
これは、マニュアルは誰かが作ったものであって、それを素直に受け入れていたら考えることを辞めてしまうからだという。
常に疑い。これが正しいのかと言う感覚を持つことはとても重要だ。
年長者の経験だけでは対応できない時代になってきている。すでに私たちも肌感覚でわかっている。昔の常識。いまの非常識だったりしますね。

まとめ

エリートの人たちは

  • 常に考える
  • 常識を疑う
  • 自ら体験する
  • 客観的に物事をみる

を無意識に行っているのだ。
わたしのような二流は無意識に行うことはできないが、一つずつでも意識付けをすることで、エリートの人たちに近づくことが出来るのかも知れない。

当たり前のようなことしか書かれておりませんが、やはり当たり前が出来ないとエリートではなんですね。
勉強になりました。

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MOT(技術経営修士)取得後、9年勤めた会社を退職し、現在はフリーランスの営業・業務代行として活動中。 特許のライセンス契約(締結先)など、ちょっと小難しい内容から、ホームページ製作やカタログなどの販促物まで、営業や販売に付帯する一連の仕事を請け負っています。 Blogは好き勝手なことを書いています。本や食べ物、時々お仕事の話がでてきます。
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