いよいよ黒ずくめの組織のボスの正体が発表になったコナンくん。
来年はどうなっていくんですかね。
今年最後の読書感想文は、今年公開になった名探偵コナンくんの映画の「から紅の恋歌」の小説。
既に映画を観た人もいるかも。
わたしも公開初日に見てきました。
じゃなんで小説読むのかといえば、コナンくんが好きだから(笑
もう一つは映像を観てから文字を追いかけるという、私なりの本の楽しみ方。
映像が一度頭に入っているので、物語がスッと入ってきます。
じつはこの方法、あまり文字を読むことに慣れていない人。
つまり読書が苦手な人が、本を読む練習をするのに効果的な方法だと思っています。
もちろん無理に本を読む必要はありませんが、社会にでて仕事上本を読まざる得ないタイミングはいくらでもあります。
そんな時少なくとも文字を拒否っていては勉強できません。
最近本を読まない人を間近で観ていると、そもそも本を読むことに慣れていないのだと気付かされました。(漫画を含めて)
もちろん、映像や漫画からも沢山の情報は得られるので、あえて文字を読まなくて良いと思う人もいるかもしれません。ただ文字だけの方が情報発信コストは安くて済みます。
つまり発信するコストを考えると文字のみで発信する文化は続くのだろうと思う。
だからこそ、文字を読むことには、子どもの頃から慣れておいた方が良い。
もちろんコナンくんである必要性は全くないが、読書が苦手なお子さんを持たれている親御さんがいたら、一度映像を観てから本を読むという作業を試してみたら如何でしょうか。
と、映像をみてから本を読むという有意性を語りつつ、この後はネタバレしないように読書感想分を書きたいと思いますので、どうぞ。。。
コナンくんの映画は、黒ずくめの組織との対決を描いた作品と、怪盗キッドとの対決を描いた作品、それらと対決をしない作品に分けられる。
今回の「から紅の恋歌」は、黒ずくめ組織、怪盗キッド共に出てこない作品。
全く出てこない作品の場合、コナンくん以外に話題の中心になる準主役的なポジションのキャラクターが設定されている。
今回は、和葉ちゃん(遠山和葉)。西の探偵服部平次の彼女だ。
そこに突然現れたライバル。百人一首の高校生チャンピオン大岡紅葉だ。
自称、平次の婚約者と名乗る女。
物語は、どちらが服部平次の女(彼女・婚約者)として相応しいか、バチバチと火花を散らす恋模様。
そんななか、皐月会(百人一首の高校生大会)で対決し、勝った方が服部平次に想いを打ち明けるというストーリーで進んでいく。
物語の冒頭、ある男が殺された。よくあるパターンだろう(笑
そしてなかなか犯人が特定出来ない。
時を同じくして、コナンくん達一行は日売テレビ(大阪のテレビ局)で、爆弾事件に巻き込まれる。
こちらもすぐには犯人を特定出来ないが、工事現場からダイナマイトが盗まれていたことが分かった。
捜査が進みにつれ、徐々に一人の男の存在が浮き彫りになってくる。
名頃という男だ。
名頃は、皐月会と力を二分した百人一首の会の代表。
負けた方が会を畳むという条件を皐月会にだしたが、決戦当時現れず行方をくらましてしまった男だ。
結果、名頃会は解散に追い込まれるが、そんな名頃の弟子が大岡紅葉なのだ。
物語が進んで行くにあたり、犯行現場に百人一首の歌が送られていたことがわかる。
そして全て名頃と関わりのある人物に送られていた。
やはり犯人は名頃なのか・・・
百人一首に込められた犯行声明文。
しかし最後に名頃と関係ないと思われていた和葉の元にも、百人一首の歌がメールで送られていた。
まだ残されているであろう工事現場から盗まれたダイナマイトだろうか、試合会場で爆発が起きる。
和葉と紅葉の運命は・・・
どうぞ。まだ読んでいない(観ていない)人は小説でも映画でもお楽しみください。
年末年始、しっぽりしたい人には持ってこいの作品です。