明日は今年2回目の土用の丑の日。
本来うなぎの旬は、秋から冬だ。
食べ物で四季を感じていた昔。旬でない夏場にうなぎを好んで食べる人は少なかっただろう。
夏場にうなぎが売れない。そんな悩みを持った鰻屋が平賀源内に相談し、だったら土用の丑の日に、うなぎを食べて“暑い夏を乗り切ろう”的なキャンペーンを行えばというのが、土用の丑の日の始まりと言われている。
もちろんこれには諸説あり、平賀源内が正しいというわけではないが、今日本に定着しているバレンタイデーや母の日といったキャンペーンよりも昔から行われていたことは事実だ。
このようなキャンペーンも継続すると、文化の一つとして生活に入り込んでくるのだ。
実際にここまでくると、これらのキャンペーンをやらないという選択肢は私達のなかにはない。
しかし、バレンタイデーや母の日は、チョコレートやカーネーションといった、従来の商品でないものを贈るという習慣も広まりつつあるが、土用の丑の日だけはいまだにうなぎだ。
ある意味これってすごくないですか。
しかも近年うなぎが減少しているという報道もあるなか、夏場に旬でないうなぎを“暑い夏を乗り切ろう”的なキャンペーンなら、うなぎ以外の食べ物でも良いと思うが、それでも旬でないうなぎを販売しようとする業者。キャンペーンだからと普段あまり食べなくてもこの時は食べようとする消費者。
まだまだ、土用の丑の日は、うなぎで変わらないのだろうと感じた1日だった。(笑
うなぎ以外でも良いじゃないかと言っておきながら、明日は土用の丑の日なんで、うなぎ(ひつまぶし)の写真をアップします。(笑
いつ行ったか忘れちゃいましたが、名古屋のあつた蓬莱軒のひつまぶし。どうぞ。
▼う巻きをいただきつつ、日本酒でキュっとひつまぶし待つ
▼ひつまぶし
ご馳走様でした。
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