4月に入社した新入社員も3ヶ月を終えソロソロ実践で活躍する頃だろう。
というと、そんなの入った日から即戦力だ、という会社もあれば、3ヶ月経ってもまだ研修をする会社もあるだろう。
私は夏休み前まで(8月中旬)研修だった記憶がある。
ある意味のんびりした会社だった。
挨拶。電話の取り次ぎ方。名刺の受け渡し。いわゆるビジネスマナー研修が終わると、配属先の事業部の研修があった。とにかく夏休みまでは研修漬けの毎日だった。
さて、今日は研修のお話ではなく、人材育成について。
社会人になると、そもそも、人は育てるのか。人は育つのか。という考えがある。
よく「私は人を育てられなかった」という諸先輩方の意見を耳にすることがある。しかし、そこそこあの人の後輩、元部下、活躍しているよなという風に感じる。
それでも諸先輩は「私は人を育てられなかった」言う。
そこそこ活躍しているのに、何を基準に育てられなかったと言っているのかと気になった。
さすがに直接聞いては答えにくいかなと、何となく会話をしながら、「私は人を育てられなかった」言う人の共通点を探ってみた。
結果。「私は人を育てられなかった」いう人は、自分と同じ人間を作りたかった。ということの想いが強い人だ。
俺がこの時は右と判断したら、やっぱり右。
左と判断すれば、やっぱり左。
つまり、価値観の基準が同じ人ができると、人を育てたということになるようだ。
どんな先輩からも、良いことも悪いことも学び、育っていくことが重要です。
その意味では私は、育っていくものという感覚が強い。
逆に、ある一人の人にしか従事していないで、社会常識が植え付けられた社会人って、ある意味怖くないですかね。そんなことを感じた1日だった。