この日は久しく訪れていなかった蕎麦屋で昼飯を食べることにした。
普段はお昼過ぎに行くことが多いのだが、この日は午後一で予定があり、開店間もない時間に伺った。
いつも訪れる店では、特段メニューを見る必要もない。
着席と同時に、いつも頼む「重ね」をお願いした。
重ねと言われてもぴんと来ない人のために説明しておくと、もり蕎麦2枚のことをいう。
さぁと食べて、さぁと出れるのは蕎麦屋の良いところだ。
しかし私は、食した後に出てくる蕎麦湯が楽しみだったりする。
薬味のネギと蕎麦つゆを少し垂らして1杯いただき、最後は蕎麦湯のまま1杯飲む。
私なりの締めかたなのだが。この日はいつもと違う。
そう蕎麦好きの人はもうお気づきだろうか。
開店間もない蕎麦屋の蕎麦湯が美味しいわけがない w
お湯?
当たり前だが蕎麦をほとんど茹でてないんだから、お湯っぽいのは当たり前。
蕎麦湯を楽しみたいなら、開店間際に行ってはいけない、そんなことを教えられた一日だった。