夏だから暑いのは当たり前。でも今後は季節にかかわらず山形が熱くなるぞ。
ということで、ちょっと注目してほしい。
今朝こんなニュースが飛び込んできた。
ざっくりいうと、国内の液晶は生産がさらに減って大変だというニュースだ。
液晶はテレビだけではなく、パソコン、スマートフォンといった工業製品のパネルにも採用され、多くの需要が見込まれていた商品だ。それがこの数年価格競争に負けてしまい、国産品は市場から消えてしまうんではないのかというぐらい追い込まれてきた。
ある技術や商品が追い込まれる場合は
- 低価格による破壊
- 代替技術(イノベーションを含む)による破壊
と言っていいだろう。
この低価格による破壊は外国製品ということで間違いないが、もう一つ代替技術による破壊として注目されているのが有機EL(ディスプレー)だ。
次期iPhoneも有機ELが採用されるのではないかと、ネットで騒がれているので名前ぐらいは聞いたことがある人もいるだろう。
光の再現性が綺麗なことから、美術館の光源として使用されていたりと、すでに実用化はされているものの、ちょっと前までは液晶に比べて価格は高いし、液晶があるから有機ELはいらないと言われていたのだ。
価格は量産することにより下がってくるので、iPhoneなどのスマホで採用されれば、徐々にディスプレー市場は有機ELに変わっていくことは容易に推測できると言っていいだろう。
ブラウン管テレビから液晶テレビに切り替わるには相当時間がかかったが、液晶から有機ELに切り替わるには同じ時間はかからないかもしれない。
で、この最先端研究をしているのが山形大学なんです。
3年前(2014年)に山形行きましたが、既にこの時から有機ELを県としてもPRしていました。実際にはもっと前から有機ELに力を入れていた。
▼当時JR山形駅のコンコースに展示されていたもの
山形にはこの他にも
バイオベンチャーのSpiber株式会社という会社が世界で注目されています。
こちらの会社は、世界ではじめて人工的に蜘蛛の糸(同じ成分の糸)を作った会社。
蜘蛛の糸は、軽量かつ強固な素材で、特殊な加工をすることで繊維やナノファイバーの素材になり、いろいろな分野で応用が期待されている新素材なのだ。
すでに洋服は作られはじめている(商品開発されたようだ)
既に量産体制も出来つつあり、この素材が私たちの生活にも身近になっていくことは間違いないだろう。
そうなれば、洋服だけでなく色々な素材の代替え品として活躍する。
まさに破壊的イノベーションで世界に発信する山形。
季節にかかわらず山形が熱くなる。
で、熱くなった身体は、スイカでクールダウンしているかはわかりません。(大笑