ワールドカップ、南アフリカ戦の劇的な勝利から早2年。
独特のルーティンからフリーキックを蹴ることで一躍時の人となった五郎丸選手をはじめ2015年はラグビーが注目された。
スター選手の登場と共にその競技が注目されることはよくあるが、ブーム的なスポーツは人気が長続きしないということもよくあることだ。
一時期のブームは去り、今シーズンはだいぶ落ち着いたようだ。
私のようなライトファンは当日券でも入場しやすくなる手軽さが戻り嬉しい限りだが、ラグビー関係者は今後のラグビー界を考えると、もう少しファンを集める努力をしないといけないのだろう。
元々ラグビーに興味のなかった私がなぜライトなファンになったのか。理由はワールドカップを観たからではない。それ以前に競技場に足を運び、その迫力に圧倒されたからだ。やっぱりスポーツ観戦は生が良い。
ただ、ライトなファンなだけに他の競技に比べるとルールを理解していないがそれでも十分楽しめる。
ラグビー関係者ではありませんが、初心者でも楽しめるラグビーの観戦の仕方教えちゃいます。
1.バックスタンドで観るべし。
雨が振っていなければバックスタンドで観たほうが良い。
理由は選手との近さだ。テレビ中継を観たことがある人なら分かるかも知れないが、ラグビー場のバックスタンドとフィールドは物凄く近い。
近いがゆえに目の前でプレーをする瞬間は迫力満点だ。
あの大きな人たちの生身の身体がぶつかる、骨の音はクセになる音だ。
2.お酒を片手に
お酒を飲めればやっぱりお酒を飲みながみるのもいい。
野球場と違い外からの持込もOK。なぜゆえOKなのかは私も分からないのだが、バックスタンドでお酒を飲んでいる人が多く感じるのは私だけだろうか。(笑
暑い日は冷えたビールを。冬の日は身体を温めるために、度数の強いお酒を(笑
冬に外で飲むお酒。美味です。
3.ルールはわからなくていい。でもゴールの点数ぐらいは覚えておこう
スポーツはルールがわからないと楽しめない。これは絶対にあります。ただラグビーの場合他のスポーツに比べてルールがよくわからない。
ボールを落としたり、離さなかったり、危険な行為をしたりすると一般的には反則でプレーが止まるのだが、ゴミゴミしていていつ反則になったのだかわからない。
でも安心してください。。審判が反則っていったら反則なんです(笑
単純に相手の陣地にボールを持ち込んだら点数が入る。そんなことしか私は理解していませんが、ゴールの仕方によって点数が違うので、それぐらいは覚えておくと楽しめます。
ちなみにゴールは
トライというのが難易度が高いゴールです。相手の陣地のゴールエリアに行き、ボールを地面につけると認められるゴール。これがなんと5点。
トライの後に与えられるゴールキックをコンバージョンといい、これが決まると2点。
つまりトライしてコンバージョンが決まると一気に7点入る計算になります。
少々の点差だと一気に逆転なんてこともあったりします。
あとは、ペナルティゴール。相手が反則すると一旦プレーが止まります。反則された地点からボールを蹴ってゴールが決めれば3点貰えます。
トライだと相手をかき分けて行かないといけないが、ペナルティキックは、ボールが届く距離なら点数が入る可能性が高くなるので、ペナルティキックを選択してゴールを狙いにチームもあります。このキックが得意なのが五郎丸選手ですね。
(*得意というよりは、選手にはチームの中で役割があります。)
あとはドロップゴール。プレー中ワンバウンドさせてボールを蹴ってそれがゴールすると3点が入る。
サッカーのように1ゴール1点ではないが、どちらにしろ、点数を多く取ったチームが勝ちというのは変わりません。
ラグビーは静から動の動きが多いスポーツです。
反則などで止まった後にどのようにプレーが再開されるのか。
始まる一瞬の間を楽しみつつ、動き出したら一気に相手陣地に駆け上がろうとする選手を巨漢の選手が身体を張って止める様は興奮します。
今週末は五郎丸選手所属のチームが秩父宮で試合があります。コアじゃない人も、はじめての人も、ぜひ時間があれば、人と人との骨のぶつかり合いを聞きに、競技場に足を運んでみてはいかがでしょうか。