誰かだれか叶えてくれたら嬉しいな。たまに本や食べ物、お仕事のことも書いたりします。

アイデアブログ

餃子

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餃子。
あんを皮で包み、茹でる、焼く、揚げることで完成する料理。

あんの中身を変え、皮を変え、調理方法を変えることでバリエーションができる。
アレンジに向いた料理だ。

中国の人が経営している餃子専門店で店主から教えてもらった

「餃子は皮の食感を楽しむ料理」
「皮を楽しむのには水餃子が一番」

ということで、本場中国では水餃子が基本形。

そのお店は注文が入ってから、皮を整え、あんを包んで、お湯に入れる(茹でる)。皮の作り置きはしない水餃子が一番の人気メニューだ。これがもちもちして皮が美味しい。

しかし日本では焼き餃子が好まれて食べられている。
鉄板に餃子を並べ、表面に焼き色がつく程度に加熱し、お湯または水を入れる。
焼き蒸し状態にして仕上げる日本の焼き餃子。
鉄板側の皮は焼き色がつき、香ばしくパリっとして食感が楽しめるのが特長だ。

調理方法によって皮の状態を表すならば

水餃子=もちもち
焼き餃子は=パリっ・もち
揚げ餃子=パリパリ

ということにつきるだろう。

しかし調理方法は限られてしまう。そこで目をつけたのが中身のあんを変更することだ。
そのブームの火付け役となったのは宇都宮餃子。
最近は訪れていないが、実に100種類を超えるあんがあるお店もある。
これをきっかけに一大ブームとなり餃子の街=宇都宮として認知されたが、そこに待ったをかけたのは浜松(静岡県)。
消費量なら日本一と、一時期、宇都宮と浜松の年間消費量がニュースになり争っていた。

アレンジのし易さもあってか、各地でご当地餃子が開発されたのはこの頃だろう。

皮にご当地野菜を練り込んだり、あんを変えたり、タレ(調味料)を開発したりとわが町の餃子として地域振興に一役買っている。
そしていまや餃子フェアや餃子サミットと呼ばれるイベントまで開催されるようになった。

昭和の時代には、おやじ「ラーメンに、あと餃子も。それにビールね」とラーメンの副菜的な扱いだった餃子がいまや主役だ。

2010年から開催され、毎年各地持ち回りで行われている全国餃子サミット・全国餃子まつりが、今年(2017年)は、川崎市(川崎競馬場)で開催されたので行ってきた。早速ご報告したいと思う。

有名な宇都宮餃子や浜松餃子を含めて9つのエリアの代表的な餃子が楽しめるイベント。
また餃子以外にもフードコーナーがありトータル70以上の飲食店が出店したイベントだ。会場は川崎競馬場の場内の芝生エリアだ。

▼パドック この日は地方競馬開催日ではないので誰もいない

普段は通れない馬場(コース)を通過して、芝生エリアに行けるので馬場(コース)を激写(笑

▼ お馬さんの気分? ゴールを目指して・・・

当日は週末ということもあり、大勢の人が詰めかけたていた。

まずは、餃子パスポート(200円)を購入。これがないと餃子フェアに出店しているお店の餃子が買えない。

▼餃子パスポート シールになっている

さすがに一人だと9店舗全部を制覇するのはむつかしいだろう。できれば普段食べたことのない餃子にチャレンジがしたいと作戦を立てる。

結果、すその餃子(スープ)と仙台あおば餃子(揚げ餃子)にターゲットを絞る。

まずは、すその餃子


モロヘイヤを皮に練りこんだ餃子。出展者唯一のスープ餃子だ。
やはり皮がモチモチしていて食感は楽しい。春雨とキノコも入っている。
まずくはないが、もう1回食べたいというインパクトはない。

▼ スープ餃子

次に仙台特産の雪菜を皮に練りこんだ餃子の列にならぶ。

▼仙台あおば餃子


こちらは揚げ餃子での提供。まわりに塩がふってあってビールのツマミに最高だ。

▼ バックの芝生が緑なので、緑色の餃子が映えない


パリパリの食感。んん、ビールが飲みたいと思ったら、フードコーナーの場所にキリンビールコーナーがあるではないですか。新しくなった一番絞りをいただく。至福のいっぱい。

▼ キリンビール一番絞り

やってしまった。ビールを飲むと結構お腹がふくれるのだ(笑

ちょっと小休憩と、ほかのフードブースを回って軽い運動。
しかし餃子ブースに戻ると凄い行列。雨もあがり、お昼時とも重なり人の出が多い。

当初計画していた2都市の餃子は食べられたので退散と思いきや、この日は中央競馬の開催日とあってイベント以外にも競馬場として通常営業中(馬券を売っています)。
名物、ちょ・・・辛い焼きぞばの売店が開いているではないですか。

久しぶりに食べたいと思わず買ってしまった。

しかし10数年ぶりに食べる焼きそば。えええ、そこまで辛くないですよ。


舌がおかしくなったのか、売店が綺麗になって、店主が世代交代したからなのか、昔はどれだけコショー振っているんだと怒ったものですが、不思議とあと味がひいて食べられてしまう。そんな焼きそばだったのに・・・これじゃ普通の焼きそばだよ。

思い出は綺麗にしまっておいた方が良いのかも知れませんね。そんな1日だった(笑

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