月1とは言わないが、年に数回、歯医者に通っている。
ある知人に言わせれば、「歯医者なんて歯が痛くなったときにしか行きません。」という。
確かにそうかもしれない。しかし痛みは突然訪れることを忘れてはいけない。
私もある日の朝、突然歯が痛くなった。しかも長期出張先での出来事だ。
手元には保健証もお金もある。
だったら歯医者に駆け込めば済む話だと思うかもしれないが、出張先ではどこに歯医者があるのか分からない。
今ならスマホで検索するが、当時は携帯電話を所有している人すら少ない時代。何より出張先の休日に独り身、知らない土地では調べる術はなかったし、見つかっても日曜日ではどこも歯医者はやっていなかっただろう。
結局その日は、薬局に行って痛み止めの薬を買い、飲むことしかできなかった。
しかし、薬は対して効かない。
もがき苦しむという言葉があるが、歯が痛いときの状態を表すためにある言葉ではないかと思うぐらい、もがき苦しんだ。
虫歯を放置すると、歯の神経をやられてしまうことは知られているが、歯石を除去しないとそれが原因で歯槽膿漏などになってしまうことは知られていない。(しまうことがあるそうだ。)
歯槽膿漏になると歯が抜けてしまい、考え方によっては虫歯よりも厄介だ。
歯石は歯磨きだけでは除去できず、定期的に歯医者で除去することを歯医者にススメられ、この言葉を信じて、年に数回歯医者に通っているのだ。
歯医者からみれば、鴨にネギを背負わせたことに成功したのかも知れない。(笑
先程の知人は、歯が痛くなり、病院に行ったら「このまま行ったら、歯なくなっちゃいますよ」と言われたそうだが、今は痛くないからと歯医者は行かないそうです。(笑
こちらの歯医者は、ネギを背負わせるのに失敗した。
私たちのビジネスでも、ネギを背負わせることができれば、定期的にお客様の方から来てくれるかもしれない。
ネギを背負わせるとは、あまりいい表現ではないかもしれないが、いわゆる不安を解決させてあげるお手伝いをすることができれば、継続的に顧客関係を築けるだろう。
売り切り型で顧客関係を継続できない、できにくい商品やサービスには、何かヒントがあるかもしれません。